ベーシックインカム!World IDを取得してワールドコインを受け取ってみる

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一部のクリプト界隈でじわじわと広まっているワールドコインについてまとめてみます。

ワールドIDとは:グローバルなデジタル身分証明書。ユニークな人間であることを証明できる
ワールドコインとは:金融インフラとしての機能。ワールドID普及へのインセンティブ

ワールドコインとは

ワールドコイン(英: Worldcoin)は、サンフランシスコとベルリンに拠点を置くTools for Humanityによって開発された虹彩生体認証を用いた仮想通貨及びそのプロジェクトです。

ワールドコイン(ワールドID)の目的は二つ:

  • デジタルアイデンティティ問題の解決
    (ユニークな人間であることを証明する仕組み)
  • 金融インフラの構築
    (将来的にベーシックインカムのために応用する可能性も構想として語られている)

ワールドコインはワールドID普及へのインセンティブとして機能を果たしていると考えられます。

ワールドコインの入手方法

ワールドコインを入手するには、アプリ「World App」をダウンロードし、「ワールドID」を取得する必要があります。

アプリをインストールしたら、オーブの設置場所をアプリ内で検索して予約します。
筆者は高崎のとあるオーブ設置店舗に向かいました。

ステンレスボールを合わせたような形をした専用のデバイス「オーブ」を使用して虹彩スキャンを行い、ユニークなIDを作成します。

https://wired.jp/membership/2023/10/26/sam-altman-orb-worldcoin-tools-for-humanity/

本当に↑の画像の通りの機械です。
まるでHaloの343ギルティスパークのようで少し不気味さを感じました。

https://halo.fandom.com/ja/wiki/343_Guilty_Spark

店員さんの案内の通りに勧めていくと認証が完了しました。

ネットで調べてみると虹彩のスキャンで躓く人が多いようですが、筆者の場合は5秒ほどであっさりとスキャンが完了しました。

初回の虹彩認証を行うと、10WLD(現在のレートで3,190円相当)もらえます。

以降は、2週間ごとに「Grant」と呼ばれるワールドコインの定期配布を受け取ることができます。

筆者の場合は次のようにワールドコインを受け取っています。
7月7日:虹彩認証により10WLD取得
7月8日:Grantにより3WLD取得
7月16日:Grant獲得予定

1WLDの現在の価格は319円なので、
4,147円相当のワールドコインを持っていることになります。

換金をする方法は、パッと思いつくのはWLDでBTCかETHを購入し、国内取引所のウォレットに送金し、円で出金という方法がありますが、他にも手段はあると思います。

こちらの記事が参考になると思います:https://note.com/wld3043/n/n47b0e14179cb

ワールドIDとは

ワールドIDとはワールドコインプロジェクトの中心的な機能です。
虹彩認証によってユニークなIDを発行することで、グローバルな身分証明書として機能します。
現時点でDiscord・Yay!・Shopifyなどのサービスと連携することが可能で、ユニークヒューマンであることを認証できます。

これからますますAIがコンテンツに侵食して行き、人間によるものなのかAIによるものなのか良く分からないデマやスパムなどが増えてくる中で、ワールドIDによって認証された人間が発信する情報は、信頼性と透明性がある程度確保されるため、大きな価値を持ちます。

ユーザーは信頼できる情報源を見極めることが容易になり、デジタル社会における情報の品質が向上するでしょう。

さらに、ワールドIDはオンライン取引やサービスの利用においても、認証ユーザーの信頼性を高め、詐欺や不正行為を減少させる役割を果たすと考えられます。

ワールドコインの将来性

ワールドコインの将来性は分かりません。

ワールドコインが正式にスタートしたのは2023年7月24日です。それから約1年経過した現在のワールドIDの数は約600万で世界人口のたったの0.07%です。このスピードは速いのか遅いのか良く分かりません。

アメリカでは規制当局の取り締まりによって妨げられているためワールドコインはアメリカでは利用できないという点も引っ掛かります。
また、一部ではWLDはミームコインに過ぎないという意見もあります。

ワールドIDの普及が進み、その信頼性が確保されれば、ワールドコインの利用が拡大しますが、各国の政府が暗号通貨に対してどのようなスタンスを取るか、また技術の進歩がプロジェクトの発展にどのような影響を与えるかが重要です。