どうせ見つからないだろうし…盗難届は絶対に出さなければならない理由

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自動車やバイク等が盗難に遭った場合は盗難届を絶対に出しましょう。面倒だしどうせ見つからないだろうなんて泣き寝入りをすると後々事件に巻き込まれる可能性があります。

警察庁の発表した犯罪統計資料によると、2020年の自動車盗難件数は7143件、2019年のバイク盗難件数は11,255件にも及びます。近年は減少傾向にありますが、まだまだ身近な犯罪です。

盗難に遭ったら盗難届を出しましょう

乗り物に限らず、盗難に遭った場合は所轄の警察署に「盗難届」を提出しましょう。盗難届は遺失届とは違い、事件性が疑われる書類です。盗難届を提出すると、「盗難届出証明書」が発行され盗難保険などに利用できます。

盗難届が受理されるとデータベースで全国に共有され、全国の警察官が職質の際や事件に使われた乗り物の個体番号等を照会した際にデータベースが参照されます。

発見された場合は警察から盗難届に記載の番号へ連絡が行き、指定の保管場所へ出向いて返してもらえます。

もし、盗難された乗り物を警察が見つける前に自分で見つけた場合は盗難届の取り下げをしましょう。取り下げをせず乗っていた場合、職質等の際に疑われ、本人確認など面倒なことになります。

あなたが関係ない事件の容疑者にされるかも?

盗難された乗り物は犯罪に使われることが多く、盗難届を出していない場合、持ち主を照会され、盗難の被害者が事件の容疑者として疑いを掛けられてしまう可能性があります。事件当時のアリバイを証明できなかった場合は非常に不利です。

そのようなトラブルに巻き込まれないように、乗り物が盗難に遭った場合は、すぐに盗難届を提出しましょう。