ちゃんと振って捨てた?カセットボンベの捨て方のCMが辛辣だった
YouTubeでこんな広告が流れてきました。
いつものように広告をスキップボタンを押そうとしましたが、CMの内容があまりにも辛辣だったので最後まで見てしまいました。
「ねえ、あいつの事ちゃんと捨てたの?」
「そうだよ しっかりふらないとダメだよ」
「うん、もう大丈夫。あいつ中身空っぽだった」
「あははは・・・」
「カセットボンベの話です」
なーんだ、日本ガス石油機械工業会のカセットボンベの廃棄についてのCMでした。なんだよ紛らわしい!
しかし、こんなに面白いのに174回再生しかされておらず、これからどーんと伸びる動画じゃないかと勝手に思っています。
カセットボンベは正しく捨てよう
カセットボンベに限らず、殺虫剤や化粧品や芳香剤などのスプレー缶製品は身近に利用されています。
一方、2018年12月に札幌不動産仲介店舗ガス爆発事故や、2019年7月に大阪府高槻市でスプレー缶のガス抜き作業中の爆発事故が起こっています。
国民生活センターによるアンケート調査によると、スプレー缶ユーザーの2割以上が可燃性であることを知らず、ガス抜きキャップを使用していないユーザーの約6割がガス抜きキャップの存在を知らなかったそうです。
ガスボンベ(スプレー缶)の正しい捨て方
ガスボンベを振って中身が残っていないか確認
振る事で中に液体が残っていないか確認します。液体が残っている場合は使い切りましょう。
ガス抜きを行う
振っても中身に液体が残っていないようであれば、ガス抜きを行います。
ガス抜きは、火の気のない屋外で行いましょう。ガス抜きキャップがある場合はそれを使用し、無い場合は、ノズル部分をコンクリートなどの硬い地面に押し付けてガスを抜きます。
もう一度ボンベを振って中身が無い事を確認します。
穴を開けてガス抜きをする方法もありますが、ボンベ内のガスが多い場合は危険なので避けましょう。
指定されたごみの日に出す
ガス抜きが完了したガスボンベは中身が確認できる透明の袋に入れてゴミを出します。各自治体に従ってください。
ガスボンベの寿命はどれくらい?
ガスボンベには寿命があります。各メーカによると約7年が安全に使用できるとされています。
ただし、ガスボンベは鉄製品なので保管状態が悪いと早く錆びてしまい、保管状況によっては7年持たない場合もあります。
カセットガスコンロの方は10年で買い替えが推奨されています。
ボンベはドイツ語で爆弾!取り扱いに気を付けよう
ガスボンベやスプレー缶は非常に高いエネルギーを持っています。ボンベそのものの安全性は高く作られていますが、扱い方を誤ると爆発する場合があり、時には命を落とすこともあります。「ボンベ」はドイツ語で爆弾を意味していることを肝に銘じ、使用開始から廃棄まで気を付けて取り扱いたいですね。